生コン×ミライ

人材育成

#01

業界の未来を拓くため

「知る」こと、そして
「知らせる」アイデア

立命館大学 理工学部
環境都市工学科

インフラマテリアル研究室

学生のみなさん

生コンクリート業界のこれからを考えるうえで欠かすことができないのが、コンクリートに興味を持ち、仕事として取り組む若い人材の確保と育成です。そこで地元滋賀にキャンパスを置く立命館大学理工学部を訪ね、川﨑佑磨准教授のもとでコンクリートについて学ぶ学生のみなさんに若手理事がリアルなお話をうかがいました。

聞き手 |

中野 強 理事
桑原 勇人 理事

生コン業界は「ブラック or ホワイト?」

中野

50周年を迎え、業界のこれからを模索する中で、学生のみなさんにぜひご意見をうかがいたいと思いこの座談会を企画しました。私達も組合の若手ということで(笑)、一緒に未来への展望についてお話できれば幸いです。

桑原

事前アンケートにもご協力いただきありがとうございました。まずコンクリート業界の仕事については95%の方が「知っている、なんとなくのイメージはある」と。
ただ、業界イメージは4割が「良くはない、悪い」という回答でした。

学生

検索するとあまりイメージのよくない記事もいくつか出てくるので…。

桑原

今は業界を挙げてそういったイメージを払拭し、改革していこうという取り組みが進められてはいますが、実際の意見ですよね。

学生

詳しく知らないので勝手な印象ですが、忙しくて一日中作業をしているイメージがあります。

中野

ブラックな印象はなかなか払拭できていませんが、組合統一の休日を設けたり、時短を各所へお願いしたりと、ずいぶん取り組みは進んできています。

桑原

建設業の他の業種と比べても拘束時間は結構短いですよね。 中野 終業は大抵夕方5時で、給与も比較的良い。実はホワイトなのにあまり知られていないというのは、やはり私達のPR不足なのかな、と。 知ってもらうための工夫は大きな課題です。

知れば魅力が見えてくる

中野

アンケートでは希望する業界に大手ゼネコンや公務員を挙げておられる方が多いですね。

桑原

就職の際には仕事内容、勤務地、ワークライフバランスを考えるという回答も目立ちます。

学生

どんな環境か、人間関係なども気になります。

桑原

その点でいえばインターンシップを設ける意味は大きい。組合内にも実施している企業はあります。

学生

共同研究先の企業に一週間行きましたが、それだけ期間があると、会社の雰囲気もよくわかりました。

桑原

ゼミに入られた理由には、モノづくりへの興味や社会貢献、防災・減災などが挙がっています。

学生

私は川﨑先生の授業が面白かったことです。 街の建造物や工事現場に目が行くようになりました。もともと別のゼミにいたのですが、コンクリートはつくる人によって自由自在に変えられる素材という点に魅力に感じ、転科したんです。 思い返せば中学生のときに立命館大学の先生が出張授業でコンクリートをビーカーでつくって見せてくださったことがありました。潜在意識下に刷り込まれていたのかも。

一同

(笑)

中野

やはり知ることが興味への第一歩なんですね。

滋賀県守山市 第2なぎさ公園のBIWAKOモニュメント

コンクリートをもっと身近に感じて

滋賀県守山市 第2なぎさ公園のBIWAKOモニュメント

中野

では業界を知ってもらうために、どんなことができるでしょうか?

学生

働き方が具体的に見える「ある社員の一日を追う」といった動画は参考になりますし、見たいかも。

学生

身近にコンクリートに触れられる小物はどうでしょう。ビス跡を残した打ち放し風スマホケースとか。

学生

ハンドメイドのサイトではコンクリートでアクセサリーを作ってる人もいますよね。

学生

私は北海道出身なんですが、札幌雪まつりのように像を作って「映える」場を設けてみるのは?

桑原

実は最近撮影スポットが誕生したんです。湖岸に「BIWAKO」の文字をコンクリートでつくりました。

学生

その製造工程を動画で見せるのもアリかも。

学生

日本人は御朱印帖が好きなので、像や建造物をめぐるスタンプラリーも面白いのでは? 集めた人にはコンクリート製の景品をプレゼントするとか。

学生

それならBIWAKO像のミニレプリカはどうですか。一文字ずつ集めるのも楽しそうですし。

学生

スケートボードのコースもコンクリート製です。オリンピック以降、盛り上がっていますし、湖岸のロケーションのいい場所に造れないでしょうか。

学生

研究室ではコンクリート製の植木鉢や鍵盤楽器も作りました。構造物以外のものをつくる過程でいろんな可能性が見えてくるかもしれません。

中野

すごい ! 次々に面白いアイデアが出てきます。 コンクリートは建築材料としてだけでなく、アートの素材にもなるということを認知してもらうことも必要だと思っています。 滋賀にコンクリートアートのミュージアムをつくるとか…皆さんと新たな可能性を引き出していけるといいですね。

桑原

第二段もお願いしたいです(笑)。 みなさんこのたびはお忙しいところ本当にありがとうございました。ぜひまたご協力いただければ幸いです。

モルタルを手練りで作成。オブジェは普通のコンクリートに見えて、ラベンダーの香り付き。香りがいつまで続くか…研究 !

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